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民主党の小沢一郎代表は２４日、青森市内での記者会見で、２３日にイン
ド首相との会談を体調不良で欠席したことに「首脳会談なら多少体調が悪
くても欠席しないが、野党であり首相でも閣僚でもない。代わりに幹事長
が会談しており、何もおかしくない」と述べた。一方で、この日候補者調
整のために予定通り青森県入りしたことは「政治家である以上、選挙に関
する約束ははってでも出て来なくてはならない」と述べて選挙を重視する
姿勢を改めて鮮明にした。会見で小沢氏は自身の体調を「良くない」と説
明。会談の欠席に党内外から出ている疑問の声に対し「選挙日程を最優先
の課題にして、できる限りみなさんのお役に立つのが、野党党首としての
役目だ」と反論した。

遠く青森まで出掛けられるのなら、せっかく我が国を訪問しているインド
の首相と顔を合わせるくらいわけないことだと思うのが普通ではないか。
今は選挙にのみ注力すれば良い、と言う発想そのものが悪いとは言えない
が、それにしてもあまりの開き直りっぷりには唖然とした。首相でも閣僚
でもないと言うものの、政権交代後には首相になるであろう人間が、そん
なことを言っていて良いものなのだろうか。子供のような反論に民主党の
中でも当然批判が出ているはずだ。それとも次期衆院選を前にして余計な
波風を立てたくないとして、あくまでだんまりを決め込むのか。体調不良
が本当に続くようなら、鳩山幹事長なり菅代表代行が代わりに動けば良い
のである。小沢代表が自ら足を運ばなければ何事も決まらないような政党
なら、その程度の政党であると言うことだ。