ゴールデンウイークの5連休がスタートした2日は全国的に好天に恵まれ、
家族連れらが行楽地に繰り出した。不況下の大型連休とあって、ETCを
装着した普通車を対象に土日祝日の料金を上限1000円に割引している
地方の高速道路では各地で、同日朝から行楽地に向かうマイカーで渋滞と
なった。各地のサービスエリアも、普段の休日以上の利用者でにぎわった。
日本道路交通情報センターによると、下り線の渋滞は1日夜から始まって
2日朝にピークを迎えた。東名高速では午前8時過ぎ、静岡県富士市の松
岡バス停付近を先頭に66キロ、東北道では午前7時前に、栃木県矢板市
矢板北パーキングエリアを先頭に53キロの渋滞が発生した。

 

景気対策の一環で導入された土日祝日の高速料金の大幅値下げ。その恩恵
をモロに受けるのが、ゴールデンウィークのような連休での利用だろう。
初日の今日は大渋滞が発生したようだが、それだけ利用者が多かったとい
うことなら、景気対策としての意味は多少なりあったと考えたいところだ。
新型インフルエンザの発生で、海外では無く国内旅行に切り替えた人も多
いであろうし、景気後退の影響も隠せないだろう。渋滞は明日も続き、4
日からは上り線の渋滞が激しくなる見通し。景気回復に冷や水を浴びせた
新型インフルエンザの流行は気になるが、少なくともゴールデンウィーク
くらいは楽しみたいものだ。