新年恒例の一般参賀が2日、皇居・宮殿東庭で行われ、約7万9000人
参賀者が訪れた。宮内庁によると、参賀者数は平成に入り4番目に多か
った。天皇陛下は、皇后さまや皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻ら皇族方とと
もに宮殿のベランダに立ち、「本年が皆さんそれぞれにとり、良い年とな
るよう願っています。年頭に当たり、人々の幸せと世界の平安を祈ります」
とあいさつし、笑顔で参賀者に手を振って応えられた。 

 

昨年は政権交代が実現したと思いきや、岡田外相が国会開会式での天皇
下のお言葉について「陛下の思いが少しは入った言葉がいただけるような
工夫を考えてほしい」と言ったり、小沢幹事長が要請したとされるルール
破りによる中国共産党の副主席との特例会見など、陛下の政治利用が懸念
される出来事があった。民主党の対応を見る限り、皇室を軽視していると
言わざるを得ない。一般参賀には、正月の2日だと言うのに、これだけ多
くの国民が集まると言う事実。それを民主党は理解した上で、皇室と接す
るべきだろう。ただただ、平和を祈念する陛下の姿は、政治などと言う生
臭い言葉とははるかに遠い位置におられるのだから。