仙谷由人官房長官は6日午前の記者会見で、民主党代表選をめぐり、国政参
政権が認められていない在日外国人が党員・サポーターとして事実上、首相
選びに関与する問題について「これは当然、政権与党になった民主党の問題
であり、党執行部で検討が今後されるだろう」と述べた。党側で議論されて
いくとの見通しを示した発言。仙谷氏は「きょうの報道で初めて知った」と
も語った。この問題について、党内では議論が十分に行われていないことが
明らかになった格好だ。

 

民主党による政権交代が実現したことで、民主党の代表=我が国の首相とな
ったわけだが、地方議員と党員・サポーターが参加して行われる代表選は2
002年以来。民主党の代表はゴタゴタの末に任期途中で辞任することが多
く、後任がその残り任期を務め、満了後には無投票で再選し、を繰り返して
きた。そして今回は政権政党として初の代表選であるが、深刻な問題が浮上
している。民主党の規約に党員とサポーターの資格は「在日外国人を含む」
とあり、この点が首相を事実上選ぶことになる代表選において、憲法違反の
疑いが出ているのだ。憲法は公務員選定・罷免の権利を、公職選挙法は選挙
権を「日本国民」にのみ認めている。民主党は紛れも無く政権政党であり、
内輪の選挙なのだから外国人が投票しようがしまいが関係無い、ではもはや
済まされないのではないか。むろん「報道で初めて知った」などと、とぼけ
ているようでは話にならないが。