東日本大震災は11日で発生から4か月となる。全国各地に避難した被災者は約10万
人に上り、うち約2万4000人は依然として、学校などの避難所で生活を続けている。
岩手、宮城、福島の被災3県で撤去されたがれきは、約34%にとどまる。東京電力
島第一原子力発電所の事故は収束のメドが立たず、求心力を失った菅首相のもと、最前
線に立つべき復興相が交代するなど政治は停滞を続けており、本格的な復興への道筋は
まだ見えない。警察庁の9日現在のまとめでは、震災による死者は6月11日より13
1人増えて1万5544人となった。行方の分からない人は5383人に上る。

 

震災の発生から4カ月が経ち、相変わらず政治は混迷を極め、本格的な復興への道筋は
未だに見えてこない。内閣不信任決議案の可決を防ぐために、退陣偽装を行ってまで首
相の座にあろうとする菅首相。野党だけでなく与党からも批判を浴びており、原発の再
稼働をめぐっては内閣不一致を起こし、担当大臣が辞意を表明するまでに至っている。
今のままでは迅速な対応など出来ないであろうし、一番困るのは被災者である。菅首相
は退陣や辞意という言葉は使ったことが無い、などと子供じみた言い訳で逃げようとし
ている。民主党も情けないもので、菅首相を今国会中に辞めさせれらなかったら、いっ
たいどうなってしまうのであろうか。