社民党を離党した辻元清美首相補佐官民主党に入党し次期衆院選で同党公認で立候
補する見通しとなったことが7日、関係者の話でわかった。党大阪府連は10日に常任
幹事会を開き、辻元氏の入党を了承し衆院大阪10区支部長への就任を内定。その後、
党本部が正式決定する予定。辻元氏は鳩山内閣社民党から副国土交通相に就いたが、
社民党の連立離脱で昨年5月に辞任し同8月に同党を離党した。辻元氏はその後に衆院
会派「民主党・無所属クラブ」入りしたものの、当面は民主党入りはせず無所属での活
動を行ってきた。東日本大震災直後の今年3月からはボランティア担当の首相補佐官
就任。今月の菅内閣の退陣に伴い補佐官を辞任した。

 

辻元氏は社民党を離れて民主党に入党することになったようだが、もともとは社民党
民主党国民新党と連立を組み、与党の一翼を担っていた。そこで国土交通副大臣にと
して政府入りしていたことで、与党のおいしさを知ったのであろうか。社民党が連立を
離脱した後、辻元氏は無所属として民主党の会派入りを果たしていた。その後、菅首相
に請われてボランティア担当の首相補佐官に就任し、どの程度かは分からないが震災へ
の対応に携わっていたのだろう。民主党入りすることで、辻元氏がどの程度の役割を果
たせるのかは疑問である。社民党はすでに消滅寸前の小政党であり、そこにいても仕方
が無いと見切りを付けただけではないか。民主党大阪府連も知名度が一定程度あり、
勝てる候補として辻元氏を推しているだけではなかろうか。