防衛省は、原子力発電所事故など原子力災害への対処能力を高めるため、無人航空機と
無人ロボットを購入する方針を固めた。東京電力福島第1原発事故の際に放射線量の高
い場所で活用されたことを踏まえ、2011年度第3次補正予算案に調達費として約1
3億円を要求。陸上自衛隊に試験的に配備し、原子力災害のほか、有事の際などにも活
用できるか研究する。 

 

無人機の導入は原子力災害に限らず、今の我が国にとっては必要であろう。中国の台頭
によって東アジア、東南アジアの緊張は高まっており、中国の動向を把握するには無人
航空機の導入も当然視野に入ってくる。定員を満たしていない自衛隊を補う存在となり
得るかは、無人機の運用次第であろうが検討が必要だろう。原子力災害などそう簡単に
は起きないであろうし、起きてはならない。その際にどう対応するか、想定しておくこ
とが重要である。また、有事の際の活用についても同様だ。