TBSホールディングスと携帯電話向けゲームサイト「Mobage」を運営する
ディー・エヌ・エーが球団売却で大筋合意している横浜ベイスターズの買収で、パ
・リーグの3、4球団が反対していることが20日、分かった。球界首脳が明らか
にしたもの。同首脳は反対の理由としてDeNA社が出会い系サイトを運営してい
る点や将来的な経営の安定が不安視されている点を挙げ「どんな企業がプロ野球
への参入にふさわしいのか12球団できちんと議論した方がいいと思う」と語った。
前日の19日には中日の白井オーナーがTBSHDから説明を受けたことを明かし、
パ・リーグの1球団が反対しているというのは聞いた」と話していた。

 

これまで球団を保有していた企業と言えば、経営が安定しており、誰もが知ってい
るような大企業ばかりであった。今回、TBSがベイスターズを手放すにあたり、
DeNAが候補として浮上してきたわけだが、ネット企業と言うこともあってか、
反対の声が出てきたようだ。その対抗馬として、横浜市内にも路線を持つ京浜急行
電鉄やミツウロコを中心として、横浜市に縁のある複数の企業が連合チームを作り、
球団買収に乗り出すことが明らかになった。むろん、TBS側としては高く買って
くれる方が望ましいのだろうが、継続的に保有してくれる企業の方が球界としては
有り難いだろう。出会い系サイトを運営していることはマイナスイメージであろう
し、参入のために閉鎖することも視野に入るのではないか。DeNAの本気度が試
されていると言えるだろう。