野田首相は19日午前、韓国の李明博大統領とソウル市内の大統領府「青瓦台」で
会談した。両首脳は未来志向の日韓関係を構築し、北朝鮮の核や拉致問題で緊密に
連携するなど、日韓両国の関係強化の必要性を確認、双方の学識者による「日韓新
時代共同研究プロジェクト」の第2期研究の開始でも合意する見通しだ。首相は日
経済連携協定交渉の再開を呼びかける考えだ。首相が、2国間会談のために外国
を訪問するのは今回が初めて。李大統領とは9月にニューヨークで開かれた国連総
会の際に会談しており、アジアの中でも韓国を重視する姿勢を示す狙いがある。

 

未来志向との言葉を何度聞いたことだろうか。日韓関係は重要なものだが、いつも
のように政権末期になると、カンフル剤として反日政策を打ち出してきたのは、韓
国の方であろう。民主党政権では閣僚の靖国神社の参拝は途絶えたものの、それに
よって日韓関係が良いものとなったとは思えない。それどころか、竹島の実効支配
を強めており、むしろ韓国が我が国に対しての挑発を繰り返していると言えるだろ
う。本当の未来志向を目指すのなら、もっと違うアプローチの仕方があるのではな
いか。三代目への権力移行を図っている北朝鮮がどう動いてくるか、日韓が連携し
て対応出来るところは多い。新時代の日韓関係はいつ始まるのだろうか。