自民、公明両党など野党各党は13日、北朝鮮が「人工衛星」名目で弾道ミサイル
発射した問題を巡り、日本政府の初動対応の混乱を追及する方針を決めた。自公両党
は発射発表の遅れを批判し、衆院予算委員会の集中審議を開くよう民主党に申し入れ
た。みんなの党田中直紀防衛相への問責決議案を参院に単独提出する方針を示し、
野田政権に攻勢をかけている。

 

米国や韓国が発射を確認したとの情報を流している中、我が国は「確認ができていな
い」との発表をしていた。結局、弾道ミサイルの発射は失敗に終わり、何も無かった
から良いものの、我が国に落下するような事態が起きた時、本当に対処出来ていたか
は微妙なところであろう。田中防衛相の資質が問われるのは間違い無く、問責決議の
提出が既定路線となってきた。可決されれば野田政権にとって打撃となり、いよいよ
追い込まれることとなる。発射に失敗した北朝鮮は次に核実験をするとの観測もあり、
素人防衛相の手に負えない事態になりそうだ。