藤村修官房長官は16日午前の記者会見で、北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射に際し
た政府の情報発信のミスについて、検証チームを同日中に発足させると明らかにした。
斎藤勁官房副長官をチーム長とし、米村敏朗内閣危機管理監防衛省などの関係局長
で構成。発射直後に兆候を察知しながら、約20分後に「わが国としては確認してい
ない」と発表した問題などを検証する。藤村氏は「そんなに時間をかける話ではない」
と述べ、月内にも検証結果をまとめる考えを示した。

 

有事の際に対応を誤れば深刻な事態を招くだけに、今回の政府の対応は猛省した上で
今後に活かして欲しいものだ。しかし、過去の例からし防衛省自衛隊の不手際と
して責任を丸投げするのではないか。そうなれば田中防衛相にも責任は及ぶわけだが、
問責決議が可決されれば更迭は確実であろう。遅かれ早かれ更迭になるのなら、ここ
でクビを差し出すのも、野田政権にとっては悪い話ではない。それにしても、ここま
で対応がひどいのは何故なのだろうか。単に危機感がないだけでは説明がつかない。
それが民主党政権たる所以なのかもしれないが。