民主党平智之衆院議員は18日付の自らのブログで、関西電力大飯原発3、4号機
の再稼働に抗議し、執行部に離党届を提出したことを明らかにした。当面は無所属で
活動するとしている。民主党内では、野田佳彦首相の消費増税方針への反発から複数
の議員が離党したが、原発再稼働問題を理由とした離党届の提出は初めて。平氏は2
009年の衆院選で初当選し、鳩山由紀夫元首相のグループに所属。

 

平氏は「16日に政府で再稼働の決定がなされた時点で離党を決意」したと説明し、
「新しい文明の転換点に対峙する国民の行動権を剥奪する愚行」と大飯原発の再稼働
を批判した。平氏は無所属として活動するようだが、1年生議員だけに次期衆院選
脱原発を訴えることだろう。菅前首相が突然言い出したストレステストの実施によ
って、我が国の原発は全てが停止する事態に追い込まれた。それがようやく再稼働の
道筋はついたものの、福島第一原発の事故のことを忘れることは出来ない。一度でも
深刻な事故を起こせば全てが終わる、忘れてはならないことだ。