民主党小沢一郎元代表は22日、消費増税を含む社会保障と税の一体改革関連法案
衆院採決で反対した後、党執行部の処分を待たずに離党し、新党を旗揚げすること
も視野に対応の検討に入った。小沢氏らは、与党が衆院で半数を割り込む「反対54
人」の確保に全力を挙げている。消費増税を推進する野田政権との決別を明確にして、
反増税」の立場をアピールする狙いとみられる。これに対し党執行部は同日、造反
を最小限に食い止めるため週明けの25日に緊急の代議士会を開催することを決めた。

 

国民不在のまま民主党内ゲバを続けているようにしか見えない。増税を打ち出せば
選挙で負ける、ただそれだけを恐れているような議員は与党にいてもらっては困るの
だが、自分でその運命すら決められないようだ。与党の過半数割れを狙っての小沢氏
の工作も、寒々しい限りである。小沢氏は自身を支持する議員ら約20人と会合を開
き、改めて結束を確認。小沢氏は「われわれの主張は正義だ」と強調した、とのこと
だが、小沢氏が正義を語ると失笑を禁じえない。本当に離党するのなら、さっさとし
た方が良いだろう。同志を募るつもりが切り崩しに合うのが関の山である。