民主党米長晴信参院議員は6日に記者会見し、「消費増税法案に賛成できない」と
して樽床伸二幹事長代行に離党届を提出したことを明らかにした。当面は無所属で活
動する。米長氏は会見で、新党を結成する小沢一郎元代表に離党届提出について相談
したと説明したが、新党への参加は「選択肢の一つ」と述べるにとどめた。参院会派
国民の生活が第一」には参加する。米長氏は、衆院採決で反対し6カ月の党員資格
停止処分を受ける鳩山由紀夫元首相のグループに所属していた。

 

民主党から離党者が続いているが、いずれも当選回数1回程度の新人議員ばかりであ
る。いずれも次の選挙のことを考えての行動なのだろう。それでは国民の理解を得る
ことは難しいであろうし、選挙は連合の丸抱えだっただけに、如何に増税反対と言う
大義を掲げても支持を集められるかは疑問である。民主党は、もともと綱領が無い政
党だけに瓦解が始まると止めようがないのかもしれないが、新人議員の離党が多いの
は、きちんとした選挙基盤が出来る前に民主党の化けの皮が剥がれ、どうにもならな
い状況に追い込まれたからだろう。むろん、それとて自業自得なのは間違いない。