「もうちょっと上がってもいいのになと思う」。岡田克也副総理は14日、徳島県
門市で講演し、報道各社の世論調査で野田内閣の支持率が20%台に低迷しているこ
とをもどかしがってみせた。岡田氏は、かつて竹下内閣が消費税を導入し、橋本内閣
が税率を5%に引き上げたことに触れ、「内閣がつぶれるような状態になった」と指
摘。同様に消費増税に取り組む野田内閣について「そういう意味では国民の理解はま
だある」と、支持率反転に期待を示していた。

 

野田内閣の支持率が低迷しているのは、民主党内の内ゲバが影響しているのは否定出
来ないだろう。むろん、民主党政権そのものへの失望が数字に表れているとも言える
のだが、国民には不人気な増税路線を取り続けることで、次期衆院選では現有議席
大きく減らすであろうし、それが民主党の運命である。同床異夢の中、政権交代を唯
一の目的として何とか政党としての体を成していた民主党野田首相民主党と自由
党が合併した際『モーニング娘の中に天童よしみが入って来たようなもの』と揶揄し
たらしいが、小沢氏は事実離党に踏み切った。民主党のオーナーを自負してきた鳩山
氏も離党の動きを見せており、自壊が始まりつつあるようだ。