民主党を離党した木内孝胤衆院議員ら民主系無所属の衆院議員5人が新会派を結成す
ることが18日分かった。橋下徹大阪市長の「大阪維新の会」やみんなの党との連携
を模索し、次期衆院選後の「第三極」合流を目指す。消費増税法案の衆院採決後、民
主党は離党者が相次いでおり、「第三極」を掲げる新会派の発足はこうした動きに影
響を与える可能性がある。

 

新会派を結成するのは木内孝胤氏、中島政希氏、横粂勝仁氏の3人で、さらに離党届
を18日に提出した中津川博郷氏、佐藤夕子氏も参加を予定しているようだ。「第三
極の国政進出の受け皿づくりを目指す。民主以外の既成政党の離党者も受け入れたい」
と語るものの、果たして受け皿に成り得るかは不透明であろう。いずれも経験豊かな
政治家とは言えず、政権交代と言う風に乗って当選したような面々ばかりだ。それで
は「第三極」の旗印を掲げたところで、いまいち説得力に欠ける。いずれにしても、
民主党からボロボロと離党者が相次ぐ状況は続くことだろう。