19日早朝から、中国各地で始まった尖閣諸島の領有権を主張するデモは、一部地域
で1000人以上の規模に拡大。参加者が暴徒化し、治安部隊と衝突する事態も起き
ている。広東省深センではパトカーを横転させ、ガラスを割るなどの破壊行為が発生。
日本料理店に乱入する者も出ている。浙江省杭州では、すし店やラーメン店のガラス
が割られた。

 

中国にとって反日デモはガス抜きの一環で実施を許可しているのだろうが、その際に
被害を受ける側がいることを忘れてはならないだろう。すし店やラーメン店が現地資
本の経営だったら噴飯物だが、いずれにしてもあくまでデモはデモである。反日と言
う名の元に何をしても良いわけではなかろう。中国当局は暴徒はきちんと取り締まる
べきである。ガス抜きのはずが、そのガスに火が付いた時に彼らを押さえることが出
来るのであろうか。