大阪維新の会橋下徹大阪市長は30日、次期衆院選に向けた連携を巡ってみんな
の党の渡辺喜美代表と20日夜に大阪市内で会談した際、みんなの党を解党した上で
維新と新党を結成するよう提案したことを、自らのツイッターで明らかにした。渡辺
氏が解党に難色を示し、物別れに終わったとの認識を示している。会談には維新幹事
長の松井一郎大阪府知事も同席した。

 

第三極の元祖を自負しているみんなの党の渡辺氏にとって、みんなの党が主導しない
ことは有り得なかったのだろう。しかし、橋下氏は「みんなの党をいったんなくして
新しいものを作らないと、既成政党に対する第3極にならない」と渡辺氏に問いかけ
たとし、それに対する渡辺氏の反応については「みんなの党の拡大路線でした。みん
なの党に、大阪維新の会も全て吸収するような話でした」と語っている。大阪維新
会が国会議員の駆け込み寺となっているのは、やはり既成政党以外の選択肢を有権者
が求めていることを分かっているためだろう。しかし、目指す方向が違う議員が集ま
ったところで、何もならないのではなかろうか。