地域政党大阪維新の会」幹事長の松井一郎大阪府知事は17日、訪問先のミャンマ
ーで、近く設立予定の国政政党「日本維新の会」が、次期衆院選で、連携が有力視さ
れていたみんなの党の公認候補が出馬する小選挙区に、対抗馬を擁立する方向で検討
していることを明らかにした。みんなと維新は、渡辺喜美橋下徹の両代表や松井氏
らが連携に向けて8月に協議。橋下氏によると、この場で、渡辺氏が、みんなに維新
を吸収することを提案したが、維新側が拒否していた。

 

松井氏は「今の時点では争わなければ仕方がない。政党同士で、僕たちも過半数を目
標に掲げているのだから」とし、みんなの党への対抗馬擁立は避けられないようだ。
第三極をまとめ上げるつもりだった渡辺氏にとって、厳しい展開となっているのでは
ないか。松井氏は「みんなの執行部の考え方次第だと思う」とも語っており、みんな
の党が維新の会の傘下に入るのなら、との条件提示のように見える。それもそうだろ
う、今のみんなの党と維新の会を比較すれば、勢いは維新の会にあると言わざるを得
ない。果たして渡辺氏はどのような決断を下すのであろうか。