共産党は14日、党本部で第5回中央委員会総会を開いた。志位和夫委員長は幹部会
報告で、次期衆院選の目標として、比例代表で650万票以上を獲得し、現有9議席
から18議席への倍増を目指す方針を表明した。志位氏は、衆院選で消費増税実施阻
止、即時原発ゼロ、環太平洋連携協定交渉参加阻止を掲げる方針を表明し、「来るべ
き総選挙は日本の進路が問われる歴史的選挙になる」と指摘。「必ず躍進をつかみ取
ろう」と結束を呼び掛けた。中央委総会は15日まで開催される。

 

一時は自民党民主党の二大政党制に移行するとの観測もあった中で、結局は小中の
政党が乱立する状況にある。先の衆院選では自民党が惨敗し、民主党は大勝し政権交
代を実現したわけだが、その政権交代と言う幻想は終焉を迎え、既成政党への期待感
は一気に消え失せてしまった。そこを狙い維新の会が登場し、第三極を目指す小中の
政党が乱立するきっかけとなった。大政党が必ず支持を集めるような時代は、すでに
過去の話となったのか。それとも風頼みの第三極はいずれ失速するのか。共産党が議
席数を伸ばせるかは分からないが、最低でも現状維持は出来るだろう。