日本維新の会は27日、次期衆院選候補者の1次公募の選考委員会を開き、845人
の応募者を書類審査と面接で155人に選抜した。今後、みんなの党や、石原慎太郎
東京都知事を党首とする新党との連携協議の結果を踏まえ、公認候補の人選や選挙区
を決定する。早ければ11月中旬にも公認候補を決める。1次公募は、維新が主宰す
る「維新政治塾」の塾生や、政治・行政経験者を対象に行われた。155人のうち7
割が塾生という。

 

日本維新の会は次期衆院選の選挙区と比例で計350人規模の擁立を目指していると
され、一次公募で155人を選抜したことで、残るは200人弱である。さらに候補
者をかき集めて、次期衆院選での躍進を狙うが、世論調査では決して高い支持率では
ない。このままでは埋没しかねないとの危機感が、橋下代表の国政進出を決意させる
のだろうか。それとも石原新党との連携を選び、第三極連合を結成することになるの
か。当初の勢いを削がれただけに、そろそろカンフル剤の投入は必要だろう。