みんなの党渡辺喜美代表は2日の記者会見で、12月の東京都知事選で石原慎太郎
都知事が後継指名した猪瀬直樹副知事が立候補した場合、支援を前向きに検討する
考えを示した。渡辺氏は猪瀬氏について、電力自由化や民営化路線を挙げ、「政治理
念や基本政策がみんなの党とほぼ一致している」と評価。猪瀬氏の支援をめぐり「
(石原氏と)協議ができれば大変結構だ」と語った。

 

石原氏の辞任によって東京都知事選は再び群雄割拠の様相を呈することだろう。東国
原氏も出馬を検討しているとされ、政治家としての実力よりも知名度優先の選挙とな
るのは間違いない。そうなると、猪瀬副知事が勝ち上がるにはバックに大政党の支援
が欠かせない。みんなの党が支援することで、どれだけの意味があるかは分からない
が、石原氏が応援に回れば十分に戦えるだろう。むろん、猪瀬氏に出馬する意思があ
れば、というのが前提なわけだが。