亀井静香国民新党代表と民主党に離党届を出した山田正彦農林水産相が19日、
記者会見し、新党の結成を発表した。環太平洋経済連携協定交渉への参加反対を掲
げ、党名は「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党」とする。山田氏が代
表、亀井氏が幹事長に就く。山田氏は会見で「反TPPを実現しなければならない。
反対する勢力の大結集をしないといけない」と強調。反TPPや脱原発を掲げる勢
力の結集を目指し、国民の生活が第一みどりの風などとの連携を模索する。

 

雨後の筍のように乱立する新党。もはや第三極どころの話ではないが、何にしても
掲げている政策が「〜反対」や「脱〜」ではどの政党も似通っていまい差別化が出
来ないだろう。いったい何のために新党を立ち上げたのか、これでは分からない。
国民新党を追い出された亀井氏と民主党の離党予備軍だった山田氏い接点があった
とも思えず、行き場のない同士がくっついただけのように見える。これでは支持が
集まるわけも無く、結局は選挙戦の中で埋没していくことだろう。理念が必要なの
は確かだが、それだけで戦えるほど甘くは無い。