読売新聞社は、衆院解散直後の16日夕から17日にかけて緊急全国世論調査を実施
した。衆院比例選の投票先について政党名を読み上げて聞いたところ、自民党が26
%(11月2〜4日の前回調査25%)でトップとなり、民主党が13%(前回10
%)で続いた。日本維新の会は3番目の8%(同12%)に下がった。太陽の党も5
%で前回の9%から落ち込み、第3極勢力は失速気味になっている。

 

既成政党への不満が第三極への支持につながる、との見方が今のところは否定された
格好となっている。確かに日本維新の会と太陽の党の合併を見ても明らかなように、
結党から数日しか経っていない政党が、いきなり合併して消滅してしまったのは違和
感を憶えるだろう。第三極の結集と言えば聞こえは良いが、実態は野合では無いのか。
そう見透かされた結果が支持率の低下なのだろう。それだけにどう挽回していくかが
今後の選挙戦の進め方となる。