日本未来の党は27日、党名を「生活の党」に変え、代表を嘉田由紀子滋賀県知事か
森裕子参院議員へと変更することを総務相に届け出た。「生活の党」は小沢一郎
院議員ら旧「国民の生活が第一」のメンバーのみで構成され、嘉田氏と嘉田氏に近い
阿部知子衆院議員らは離党することになり、分裂が決まった。嘉田氏らは政治団体
して党名を引き継ぐ方向だが、結党1か月にして、国会から未来の党の名は消えた。
小沢氏と嘉田氏は28日に共同記者会見を行い、党分裂の経緯などを正式に説明する。

 

日本未来の党なる大層な政党名も、化けの皮が剥がれれば選挙互助会に過ぎなかった
と言うことであろう。第三極として存在感を示すだけの議席も確保出来ず、小沢系の
議員も大半が落選し、正に死屍累々と言った様相であった。それだけに分党が決まっ
たのだろうが、嘉田氏の傍に残るのは社民党を離党した阿部知子氏だけである。これ
では政党としての体を成していないため、政党助成金を受け取ることすら適わない。
小沢氏が仕掛けたとされる日本未来の党の結成も、結果からすればいったい何だった
のか、と言うことに落ち着くのではなかろうか。