日本未来の党から名称変更した「生活の党」の森ゆうこ代表と、旧未来の代表だった
嘉田由紀子滋賀県知事が28日、大津市で記者会見し、党分裂を正式発表した。嘉田
氏は「衆院選で支持を寄せてくれた国民に申し訳なく、心よりおわびする」との共同
声明を読み上げた。「卒原発」を掲げた嘉田新党は結党から1カ月で、党首を追い出
す形で分裂した。直前の衆院選で得た民意を裏切る分裂は厳しい批判を浴びそうだ。

 

こう言った馬鹿なことを繰り返す限り、政党不信は永遠に続くことだろう。そもそも
小沢氏と組んで本当に卒原発が実現出来ると嘉田氏は考えていたのだろうか。自身が
前面に立つより票を得やすいと判断した小沢氏が神輿として担いだだけであろう。そ
れだけに嘉田氏の痛々しさが目立つわけだが、小沢系がごっそり抜けたことにより、
政治団体に転落する日本未来の党は、この先も存在し続けるとは思えない。県議会か
らも集中砲火を浴びる嘉田氏、このまま消えていくのだとすれば、それはそれであま
りに虚しいと言わざるを得ない。