安倍首相は8日、小野寺防衛相を首相官邸に呼び、沖縄県尖閣諸島を含む南西諸島
地域の警戒監視の強化を指示した。中国による日本の領海、領空への侵入が相次いで
いることを踏まえたものだ。これを受け、防衛省は早期警戒機E2Cを南西諸島地域
に重点的に投入する。

 

民主党政権が開けてしまった南西諸島地域の大穴に、これまでもかと中国は挑発を繰
り返しているわけだが、この現状は決して放置して良いものではない。3年余り続い
民主党政権がどれだけ国益を損ねたか、南西諸島地域への中国の進出を見れば明ら
かであろう。特に中国漁船の衝突事件では沖縄地検に責任を押し付けたものの、中国
人船長を無罪放免にしてしまい、付け入る隙を作ってしまった菅政権の罪は大きい。
こうした外交面での失点が積み重なり、現状につながっているのだ。