■

安倍晋三首相は８日の衆院予算委員会で、閣僚の靖国神社参拝について「内閣として
全員が参拝しろとか、してはいけないと申し上げるつもりはまったくない。各閣僚が
自由意思で行うことだ」と述べ、安倍内閣として一律に自粛はしないとの方針を示し
た。民主党政権では菅直人、野田佳彦両内閣が閣僚の参拝自粛を要請していた。

民主党政権が要請していた閣僚の靖国神社の参拝自粛。野田政権の時にそれは破られ
たわけだが、我が国の閣僚が行ってはいけない場所があること自体がおかしいのでは
ないか。こう言った無用な配慮が積み重なり、中国や韓国を増長させる結果となって
いるとは考えられないのだろうか。安倍首相は野党時代は靖国神社への参拝を続けて
いたものの、おそらく政治基盤が安定しないことには参拝には踏み切らないだろう。
内政を固められないことには、外政に集中するのは難しい。まずは参院選が終わるま
では靖国神社の参拝についての話題からは距離を置くと思われる。