昨年12月の衆院選惨敗後、民主党が地方選でも苦戦している。7日投票の秋田市
長選と秋田県小坂町長選では、同党を離党した前衆院議員が同党の推薦を受けず無
所属で臨んだが、いずれも敗北。民主の看板では戦えないとの判断から、推薦を受
けないケースもあり、候補擁立すらままならない。4月は全国各地で首長選や市町
村議選が集中する「ミニ統一地方選」月間。党勢が回復しないと、夏の参院選が党
の存在をかけた戦いになる。

 

衆院選の惨敗後、民主党と言う看板を背負って戦おうとする議員は確実に減ってい
る。それどころか第三極への移籍しようとする動きもあり、ますます党勢は落ち込
んでいるのが現実である。かつて民主党政権交代を成し遂げた際、当時の小沢幹
事長は参院選統一地方選自民党を惨敗に追い込み地方組織を壊滅させる、そん
な考えを持っていたようだが、今の民主党はその考えの通りになりそうだ。もとも
と地方組織が脆弱だっただけに、連合丸抱えで戦う以外に選択肢は無い。これでは
参院選が思いやられる。壊滅へのカウントダウンが始まったかもしれない。