安倍首相が15日に行われたケリー米国務長官との会談で、核・ミサイル開発を強行
する北朝鮮に対し、対話路線を安易にとるべきではないとの考え方を伝えていたこと
が分かった。政府関係者が明らかにした。会談で、首相は「彼らは約束はしても守ら
ない。何度も裏切られたことは忘れてはいけない」と強調した上で、「北朝鮮3代で
変わらないのは瀬戸際外交だ。危機を醸成して、あるものを与えろというやり方だ」
とも指摘した。ケリー氏は、首相の説明に耳を傾けていた、という。

 

北朝鮮が米国との直接対話を望んでいるのは明らかだが、そう言った流れを作らせな
いのが我が国役割ではないか。あくまで米国や韓国、さらに中国を巻き込んで北朝鮮
を抑え込むことが必要である。米国は何度も騙されてきたことを忘れたのであろうか。
融和路線で北朝鮮が非核化に向けて動き出すとはとうてい思えず、わざわざこちらか
ら妥協案を出す必要など無い。我が国にクギを刺されるほど、米国の外交と言うもの
は耄碌してきたと言うことであろうか。