四川省雅安市蘆山県で起きたマグニチュード7・0の地震は、22日で発生から3日
目を迎えた。中国中央テレビによると、死者は188人に増え、行方不明者も25人
に上っている。がれきの下敷きになった被災者の生存率が急激に下がるとされる「被
災後72時間」が迫る中、軍や武装警察などによる懸命の捜索・救助活動が続けられ
ている。険しい山あいにある被災地では、自宅が損壊した被災者へのテントや水、食
料の配給が進んでおらず、被災者からの不満の声も強まり始めている。

 

数万人の死者を出した四川大地震から5年、再び四川省を大地震が襲い、多くの死者
、負傷者、行方不明者を出しているようだ。「捜索救助と医療の人員、救援物資は足
りている。被災地の交通状況を考慮すると外国からの支援は必要ない」と外国からの
援助は辞退している中国だが、その実態は険しい山あいにある被災地に、満足に物資
を届けられていないのが現状のようだ。一刻も早い救助が求められているが、無情に
も時間だけは過ぎていく。