中国国営の新華社は23日遅く、中国海軍の宋学・副参謀長の話として、中国が2
隻目の空母を建造すると伝えた。中国初の空母「遼寧」よりも大型化するという。
新華社によると、宋副参謀長は「中国の空母は1隻にとどまらない。次はより大き
い空母を建造し、多くの飛行機を積めるようにしたい」と述べた。空母が上海で建
造されているとする外国報道は正しくないと指摘したが、それ以上の説明は避けた。

 

空母とは防衛のための兵器では無く、攻めていくための兵器である。これまで実戦
レベルで空母を運用しているのは、米国くらいのものであり、それに並ぶ海軍力を
目指すとでも言うのだろうか。米軍の機動部隊のように空母は単体で戦えるように
なっておらず、多くの護衛部隊に守られている。対潜、対空に常に気を配ることが
求められ、単に空母を建造したからと言ってその影響力は限定的である。今のまま
では張り子の虎であると言わざるを得ない。