政府は24日、北朝鮮弾道ミサイル発射に備えた迎撃態勢を見直し、年内に策定す
る防衛大綱に自衛隊の新たな部隊配置計画を盛り込む方針を固めた。防衛省はこれま
で、北朝鮮がミサイル発射の兆候を見せるたびに地対空誘導弾パトリオットを展開し
ていたが、一部部隊を都心へ常時配備することも検討する。

 

PAC3の射程距離は20km程度とされ、その配備数によっては本当に中枢部しか
守れないだろう。それでも都度、PAC3を展開するよりは運用面の負担も少ないは
ずだ。むろん、PAC3頼みでは致し方なく、弾道ミサイルを発射させない、それが
政治の役割と言うものだ。PAC3は専守防衛を掲げる我が国に相応しい防衛兵器で
はあるが、いつ撃たれるか分からない、その状況ほど不利なものはない。決してそれ
を忘れてはならない。