民主党桜井充政調会長は24日、都内で開かれた連合の会合で、安倍晋三首相と
経団連米倉弘昌会長について「同じくらい頭が悪い」と語った。雇用問題などで
政府や財界を批判する中で言及したものだが、中傷発言との批判を招きそうだ。桜
井氏は「企業は目先の利益を追求して、非正規雇用者を増やしている。こういうや
り方は企業の継続的運営にマイナスになる」と指摘。この後、「米倉氏と話をした
ことがあるが、安倍首相と同じくらい頭が悪い方だ。ああいう頭の悪い人がトップ
に立っているから、社会は良くならない」と述べた。

 

連合との会合の場だったためか、雇用側を叩くような発言をしたのであろう。だが、
これでは単なる中傷でしかなく、安倍首相と同じくらい頭が悪いなど、何を根拠に
発言したのか。こうした発言で傷付くのは自分たちであることに、なぜ気が付かな
いのか。このような人物が政調会長を務めていられるのだから、民主党の人材不足
は深刻としか言いようが無い。安倍首相や米倉会長を中傷して、民主党に票が集ま
る目算でもあるなら別だが、やるべきことをやらないまま、口撃をしても有権者
ますます民主党から離れていくことであろう。