自民党沖縄県連は27日、役員会と県議団総会を開き、7月の参院選の地域版公約に
米軍普天間飛行場の「県外移設」を明記する方針を正式に確認した。今週内に県連幹
部が上京し、石破茂幹事長らに伝える方針。同県名護市辺野古普天間の移設先とし
た日米合意に沿った公約を求めている党本部は今後も県連を説得する構えだが、参院
選はねじれ状態が避けられない情勢となった。

 

沖縄県連は地域版公約に「普天間飛行場の危険性の除去と早期返還、県外移設を求め
て固定化阻止に取り組む」と表記することを確認し、県外移設の方針を示している。
党本部と違う主張を展開しているのは、そうしないことには当選が覚束ないからだと
すれば、あまりに悲しいことである。鳩山元首相が沖縄でぶち上げた「最低でも県外
との発言は今なお尾を引き、足を引っ張り続けている。一人の発言がここまで影響を
及ぼすとは、誰が予想したことであろうか。