民主党は10日、7月の参院選で掲げる公約草案を発表した。安倍晋三首相の経済政
策「アベノミクス」について「強い副作用を伴う。根本的に政策を改め、賃金の上昇
を伴う成長戦略を実施する」と明記。主要争点になる見通しの原発政策や憲法改正
自民党との違いを明確にした。アベノミクスに関し、5月に発表した原案では「大
きな混乱をもたらしかねない」と懸念を示していたが、草案は最近の株安や、円安に
伴う輸入品価格上昇を踏まえ、反対姿勢をより強めた。

 

民主党が安倍政権の経済政策を批判するのは勝手だが、民主党が政権を担っていた時、
我が国の経済情勢は一向に上向く気配は無かった。さらには超円高が続き、輸出産業
は大きな打撃を受けた。また、円高のメリットを国民が実感することも無く、そして
民主党は政権を失った。海江田代表は記者会見で「アベノミクスが国民の生活を破壊
する不安が現実のものになりつつある。国民の暮らしをしっかり守る」と説明したが、
しっかり守れなかったのはどちらなのだろうか。批判が自らの元に戻ってくる、正に
ブーメランである。