東京都議会議員選挙(定数127)は23日投開票され、自民党が都議会第1党を
奪還し、公明党と合わせて全員が当選し過半数を確保した。経済政策アベノミクス
を前面に訴えた安倍晋三首相の戦略が奏功。自公両党は7月の参院選へ弾みをつけ
た。共産党が躍進する一方、前回、第1党の民主党は第4党に転落する惨敗を喫し、
日本維新の会も伸び悩んだ。参院選に向け態勢の立て直しを迫られる。

 

民主党は4年前、都議選で第1党に躍進したことで政権交代への足掛かりとしたわ
けだが、昨年の衆院選で大敗を喫した状態からは未だに立ち直れていないようだ。
議席数では共産党にさえ抜かれてしまい、第4党にまで転落した。この責任を海江
田氏や細野氏と言った執行部に押し付けようにも、参院選は目前に迫っている。ま
ずは態勢を立て直すのが急務であろう。それにしても、民主党と言う政党は議席
だけ見れば、まるでジェットコースターのような動きをしている。だが、しばらく
は落ち続けることは間違いないだろう。