日本維新の会石原慎太郎共同代表は26日、国会内で開かれた代議士会で「大阪の
本家は憲法について寝ぼけたことを言っている。話にならない」と述べ、橋下徹共同
代表らを批判した。石原氏は「憲法を丸ごと変えないといけない。首相が破棄すると
いえばそれで終わりだ」と主張し、持論の現行憲法無効論を展開。96条先行改正な
どの憲法改正を掲げる橋下氏らとの間の溝を改めて露呈した。

 

石原・橋下と言う共同代表制をとったことで、日本維新の会は主張がバラバラとの批
判を受けることになったのではないか。自身が国会議員では無いためか、石原氏を共
同代表に据えたものの、本拠の大阪と東京の間には深い溝が出来てしまっている。大
阪維新の会のオリジナルメンバーの中には、いつでも党を割って良いと考えている面
もあるのではないか。憲法改正について主張が割れるのは仕方ないと思うが、今のま
までは分裂は必至であろう。参院選で敗北すれば、その流れは加速するはずだ。