憲法改正に絡みドイツのナチス政権を引き合いに出した麻生太郎副総理兼財務相の発言
を受け、野党各党は2日、同日召集された臨時国会衆院予算委員会の集中審議を開催
するよう要求した。野党側は安倍晋三首相の任命責任と併せて追及する構え。これに対
し、与党は「発言を撤回しており、終わった話」として拒否する方針だ。民主党の海江
田万里代表は2日の党代議士会で、麻生氏の発言を「言語道断でおごりの極みだ」と批
判。「首相の任命責任について対処したい」と述べた。

 

順風満帆だった安倍政権に対して野党は攻撃の糸口すら見付けられなかったわけだが、
政権のナンバー2である麻生副総理の舌禍を取り上げようとしている。野党の存在感を
示したいのわかるが、足を引っ張っているだけではないか。確かにナチスを例として取
り上げたのは不適切だっただろう。それについては麻生氏も釈明しており、安倍首相が
言うように終わった話である。このようなことでしか、安倍政権と対峙することが出来
ないのなら、もはや野党の存在意義はない。