みんなの党は7日午後の両院議員総会で、江田憲司幹事長を退任させ、後任に浅尾慶一
政調会長の起用を決めた。江田氏は、野党再編に対する姿勢や党運営をめぐって渡辺
喜美代表と対立していたことから、事実上の更迭とみられる。浅尾氏の後任の政調会長
には水野賢一参院議員が就任した。党内では、日本維新の会民主党の一部との野党再
編に積極的な江田氏と、慎重な渡辺氏との確執が深刻化していた。幹事長交代について
江田氏に近い議員からは不満が出ており、分裂含みで党内対立が深まる可能性がある。

 

みんなの党には独裁者がいるようだ。もはや第三極としての筆頭の立場を築くことさえ
出来ず、せめて野党再編に動こうとした幹事長を更迭してしまった。これでは、みんな
の名前が泣くと思うが、果たして更迭された江田氏はみんなの党にいられるのだろうか。
日本維新の会の勢いも衰える中、みんなの党が主導権を握る機会を失ったことに気付い
た時、少なくとも向こう3年間は野党暮らしが続くことだろう。与党が何もしないまま、
野党だけが勝手に自滅する。最近はこのパターンが多そうだ。