任期満了に伴う堺市長選は15日告示され、再選を目指す無所属現職の竹山修身氏と、
地域政党大阪維新の会」公認の新人で元堺市議の西林克敏氏の2人が立候補を届け出
た。投開票は29日。最大の争点は、「大阪都」構想への堺市の参加の是非。維新にと
って都構想は設立のきっかけとなった政策で、敗れれば構想実現に影響が出ると同時に、
同会代表で日本維新の会共同代表も務める橋下徹大阪市長の求心力低下は必至。

 

すっかり忘れ去られてた感のある大阪都構想だが、大阪維新の会堺市長選で敗北する
とさらに実現が遠のくことだろう。維新の会に勢いがあった時には、各政党が都構想に
すり寄っていたが、ここにきて自民、民主は現職の候補を推薦しており、維新の会にと
って厳しい戦いを強いられている。しかし、この選挙に勝つことが出来れば、維新の会
の実力は本物であろう。逆風の中でも勝ち抜けるか、堺市長選が維新の会にとっての、
分水嶺となりそうだ。