「あの党首討論から1年が過ぎました」。安倍晋三首相は14日、民主党野田佳彦
首相が衆院解散の意向を表明した1年前の党首討論を、自らのフェイスブックで振り
返った。野田前首相は宣言通りに党首討論の翌々日に解散。自民党は昨年12月の衆
院選で大勝し、首相も再登板を果たした。首相はFBで、この日発表された国内総生
産の7〜9月期の1次速報で成長率が年率1・9%増だったことを挙げ、「マイナス
からプラスへと大きく変わりました」と自賛。

 

思えば一度、民主党にやらせてみようと言う空気が政権交代を実現し、自民党は下野
したのが4年前。その時も何かが変わる期待感は多少はあったわけだが、結局のとこ
ろ何も変わらないまま無為な時間が過ぎていった。民主党政権が我が国にもたらした
ことで良かった、と言えるものは何もなかった。しかし、安倍政権が誕生するや一気
に経済はプラス成長へと転じた。これが一時的なもので無いことを祈るばかりである。
今のところアベノミクスだけが安倍政権の拠り所なのだから。

 

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