29日までに公開された2012年分の政治資金収支報告書によると、生活の党代表の
小沢一郎衆院議員は自身の6政治団体を通じて3億6728万円を集めていた。都内の
マンションを売却して資金を工面するなど、09年には10億円を超えたその集金力に
はかげりも見える。6団体のうち小沢氏の資金管理団体陸山会」の収入をみると、個
人寄付は1億217万円で、前年から6千万円減った。東京・元赤坂のマンションを売
り、6463万円を得ていた。支出では昨年11月、当時在籍していた「国民の生活が
第一」に3億円を貸し付けていた。

 

未だに小沢氏が公党の代表を務めていることは驚きだが、民主党が政権を取ってからは
一気にその影響力が失われていった。大風呂敷を広げて何も出来なかったことが最大の
原因だが、極めつけは民主党を離党後、選挙のために結成した、日本未来の党の大惨敗
だろう。脱原発を旗印に大量の候補を擁立したものの、壊滅的な敗北を喫した。小沢氏
についてきた一年生議員は次々に討ち死にし、小沢氏や亀井静香氏と言ったベテラン議
員だけが生き残った。そして、神輿として担いだ嘉田滋賀県知事を置き去りに、自身は
生活の党を結成して今に至る。勢力が衰えるのも当然ではなかろうか。