民主党細野豪志前幹事長、日本維新の会松野頼久国会議員団幹事長、みんなの党
江田憲司前幹事長は29日、国会内で会合を開き、規制改革や地域主権に関する勉強会
を12月10日に設立する方針を決めた。新党結成を含む野党再編の布石にする狙いが
あるが、みんなは渡辺喜美代表が安倍晋三政権との連携強化を模索しており、分裂含み
だ。再編をめぐる民主や維新との歯車がかみ合うのは難しそうだ。

 

野党が結集するにはまだまだ時間もかかるであろうし、そもそもトップレベルで思惑が
それぞれ違うため、いずれ主導権争いが起きて新党結成どころではないだろう。維新の
会が完全に勢いを失い、橋下氏も大阪の改革に専念している状態にある。そうなると、
民主党みんなの党が主導権を取るかと言えば、そうではない。民主党は大惨敗の傷跡
は深く、海江田氏も党内をまとめようにも次の戦略を示せず、立ち往生している。そし
て、みんなの党は渡辺氏が独裁体制を築き、反対勢力を排除して孤立化を深めている。
野党再編など夢のまた夢である。