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安倍晋三首相は３日、来日中のバイデン米副大統領と首相官邸で会談した。中国が東シ
ナ海に設定した防空識別圏について「力による現状変更の試みは黙認しない」との認識
で一致。日米で緊密に連携し、対応する方針を確認した。さらに、「民間機を脅かす行
動は一切許容しない」との姿勢を強調し、自衛隊と米軍の航空機の運用を変更しないこ
とで合意。米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の移設については、日米合意通りに移
設計画を進めることを再確認した。

中国が一方的に設定した防空識別圏について、日米が歩調を合わせて対応していく方針
は確認出来たようだが、果たして米国が本気で取り組んでくれるのか、あまり信用する
わけにはいかないだろう。安倍首相は「地域の平和と繁栄のために日米同盟が今後も大
きな役割を果たすことを確認した」と表明し、「力強い日米同盟に基づき、引き続き連
携」していくと強調したものの、中国がほんの少しの隙間から攻め入ってくることは、
最大限に注意しなければならない。中国が油断のならない国だと言うことをバイデン副
大統領に植え付けて離日してもらうべきだろう。