中曽根康弘元首相が結成した旧自民党中曽根派の流れをくむ国会議員らによる「同窓会」
が4日、都内のホテルで開かれた。中曽根氏はかつての同志に「『結縁、尊縁、随縁』
を信条として国事に奔走してきた。生きながらえて政治に参画できたことをありがたく思
うし、あの世に行っても縁を尊びたい」とあいさつした。「同窓会」には山崎拓元副総裁、
伊吹文明衆院議長、みんなの党渡辺喜美代表ら約70人が駆けつけた。

 

自民党の最盛期を知っている中曽根氏だが、衆参を押さえた安倍政権をどう見ているのだ
ろうか。今も緩やかに生き残っている派閥の功罪を良く知っているだけに、大きくなりす
ぎた自民党がどのように我が国を動かしていくのか、老いてなお矍鑠とした中曽根氏の意
見も聞いてみたいものだ。残念ながら、中曽根氏の派閥を引き継いだ後輩議員達には、そ
れを期待するのは難しそうだが。