みんなの党の江田前幹事長は、記者団に対して、9日に離党届を提出し、新党の結成を
目指す考えを表明した。江田氏「あす月曜日、晴れてすがすがしい気持ちで離党届を出
そうと思っています」江田氏は離党の理由について「脱官僚地域主権といった結党の
原点が忘れられてしまった」などと語った。また、井出衆院議員ら数人が江田氏と行動
を共にする意向を示していて、新党には政党要件を満たす「国会議員5人以上」が集ま
る情勢。ただし、みんなの党執行部は離党を思いとどまるよう説得を続けている。

 

ついに江田氏が決断したようだ。幹事長を更迭された時点で離党に踏み切っても良かっ
たのかもしれないが、ここまで引っ張ったのは同志を集めるためだったのか、何にして
も政党要件を満たすことが出来るかがカギになるだろう。逆に言えば、渡辺代表として
は、それを阻止出来れば満足なのではないか。内紛がここまで深刻化してしまったのは、
渡辺代表の異論を許さない性格にあるのは間違いない。第三極の雄として名を馳せたの
は、今や過去の話になったようだ。