みんなの党江田憲司前幹事長はきょう9日正式に離党届を提出した。その後の記者会
見で野党勢力の集結を訴え、年内の新党立ち上げを表明した。同党所属の衆参両院の計
35人のうち14人が離党したことで、同党は2009年の結党以来、最大の危機を迎
えた。きょう離党を表明した議員は、青柳陽一郎井坂信彦井出庸生小池政就、椎
名毅、畠中光成林宙紀小野次郎川田龍平、柴田巧、寺田典城藤巻幸夫、真山勇
一の衆参各議員。

 

3分の1以上の議員が離党に踏み切ったことで、事実上の分裂に陥ったみんなの党。す
べては渡辺代表の江田氏を幹事長から更迭したことが発端であるわけだが、今さら、そ
れを悔いても仕方のない話だが、残った21人が渡辺代表にとことん付いていく親衛隊
かと言えばそうでもないだろう。離党予備軍は少なからず存在しているであろうし、仮
に江田氏の新党がうまくいけば、そちらに乗り換えようとする動きも出てくるのではな
いか。江田氏の決断がどう政界に影響するか、注視したい。