みんなの党渡辺喜美代表は14日、福岡市で記者会見し、離党届を提出した江田憲司
前幹事長ら衆参議員14人のうち、江田氏を除く13人が比例代表選出議員であること
に関し、「新党をつくれば比例でも党を移れるルールはゆがんでいる。このゆがみに一
石を投じる義務がある」と述べた。比例選出議員が当選時に争った政党に移動すること
は国会法で禁じられているが、新党への参加であれば問題はない。

 

比例票は政党に投じられた表である以上、比例代表選出議員は本来なら政党に縛られる
ものであろう。しかし、現在のルールでは比例でも党を移れるルールが存在し、そうい
った脱法的な手法を封じる必要はあるのではないか。むろん、今回の江田氏らの離党と
は切り離して、今後の話として国会で論ずべきことだ。渡辺代表は江田氏憎しのあまり、
このような発言をしたのであれば、それはあまり関心出来る話ではない。