結いの党の江田憲司代表ら党幹部は19日、国会内で結成あいさつで各党を回り、みん
なの党からの会派離脱が実現するよう協力を求めた。自民党佐藤勉国対委員長は「我
々もサポートする」と、協力する考えを示した。国会での活動単位となる会派からの離
脱は、代表者が議長に届け出るのが慣例。申し合わせでは議員の意思を尊重するとして
いるが、代表者が許可しなければ離脱できない。みんなは除名した江田氏の離脱は認め
たが、比例代表選出13人には議員辞職を求め、離脱は認めていない。

 

みんなの党から3分の1以上の議員を引き連れて離党した江田氏だったが、会派につい
ての慣例に縛られて国会での活動に支障が出そうだ。渡辺氏が首を縦に振らない限り、
結いの党はみんなの党と会派を組んでいると言う奇妙な状態が続いてしまう。さっさと
正常化させるべきだが、あの渡辺代表がそう簡単に承知するとは思えない。渡辺氏と江
田氏との関係は修復不可能なほど悪化しており、直接対話は有り得ないだろう。政党交
付金のために新党結成を急いだのは良いが、厄介な問題が横たわっている。